アセスメント面接とは?

現在の困りごとについての情報や
来室した人自身の情報を収集し、
カウンセリングの方向性を決めることを
主の目的とする面接です。

回数でいうと、2回目から5回目(くらいまで)の
面接をさしています。

具体的には、
困りごとや相談事そのものについてから、
それらについての来室した人自身の考えや気持ち、
また来室した人の子ども時代、親や家族のこと、
影響を与えたこと、職歴、これまで受けた心理療法について、
夢(眠ってる時に見る夢の方です)等々・・・
をお聞きします。

相談事や困りごとには、
様々な原因がからんでいることがほとんどです。
それらを解きほぐし、
問題のありかを明確にすることが
まず必要になります。

さらにはそれらに加えて、
来室した人の主観的な世界を理解することが
問題の理解や解決の必要と考えています。
そのためにその人自身の事について
様々なことをお聞きしています。

アセスメント面接終了時に、
相談事や困りごとについての理解、
来室した人についての理解、
カウンセリングで「どの問題」を「どのように扱っていくか」を
お伝えしています。
これらの理解や方向性に納得いただいてから、
カウンセリングを開始し継続する、
という形をとっています。

しかしながらアセスメント面接の期間であっても、
「どうしても今この話がしたい」ということも起こりがちで、
そういった場合はそちらの話を優先する、
ということもよくあります。
(どんな話もその方に関する情報ですので
アセスメントにはつながるのですが・・。)

また、過去の話などは
アセスメント面接以後の面接で聞く
(あるいは後になって出てくる)ということもよくあります。

ですので、
アセスメント面接はこういう話をしなくてはいけない、
ということではありません。
とりあえずの大まかな地図を作っている、
というイメージで臨んでいただければと思います。