カウンセリングってどんなことをするんですか?

記事の要点

  • カウンセリングとは、
    話し合いを通して心の問題の理解や
    気づきを得るプロセス
  • 基本は カウンセラーと1対1で話す 形式
  • カウンセラーのスタンス
    「来室者の気持ちや考えを重視」
    「心の奥にも理解を向ける」
    「常識的価値判断より、個人の体験や感情を尊重」
  • 「理解された」と感じることが、
    気づきや解決への土台になる
  • 生育歴や過去の経験も重要視し、
    現在の心の状態や問題に
    どう影響しているかを探る
  • 心の問題に対して、
    その人のあり方を重視して理解を深めることが、
    解決の糸口につながる

ストレスや心配ごとは、
誰の人生にも起こりうることです。
失敗や喪失、思いがけない出来事などにより、
痛みや不安、恐怖、無力感、絶望感・・・
といった感情を抱くことがあります。

時間の経過や努力によって
自然に回復していくこともありますが、
場合によっては、
自分ひとりの力では解決が難しいこと、
友人や家族に相談しても
すっきりしないこともあります。

あるいは、
似たような問題を繰り返してしまう、
問題は解決したはずなのに気持ちは晴れない、
ということもあるかもしれません。

カウンセリングは、
そうした出来事や気持ちを「話しあう」ことを通して、
心の問題を整理し、
気づきや変化を得ていく試みです。
基本的には、カウンセラーと1対1でお話しします。

最初は
「カウンセリングを受けようと思ったきっかけ」から始まり、
そこから気持ちや考えに触れながら、
少しずつご自身について
理解を深めていきます。

カウンセラーは、常識的な価値判断よりも
来室された方の気持ちや考えを大切にし、
表面の問題だけでなく、
その奥にある思いや背景にも目を向けます。

そのような理解を通して、
「自分のことをわかってもらえた」
という実感が得られることもあります。
そこから、少しずつ解決や気づきへと進んでいく——
カウンセリングは、そんなプロセスです。

また、カウンセリングでは
「生育歴(これまでの人生の歩み)」を
うかがうこともあります。
それは、今の気持ちや考えが、
これまでの人間関係や経験の中で
どのように形づくられてきたかを
理解するためです。

心の問題を扱うときには、
「その人がどのように感じ、
どのように生きてきたのか」
という視点を大切にしています。
そのことが、
より深い理解や、
問題解決の糸口につながっていくと考えています。

→あわせて読む「6回目~のカウンセリング」

この記事を書いた人

福嶋裕子 臨床心理士・公認心理師(高円寺心理相談室アオイトリ)